引き戸のソフトクローズが壊れて効かない状態になったので少し分解してみたら、
何とかド素人でも修理できました。

ソフトクローズ 引き戸 修理方法(一例)

所要時間は15分程度でした。
必要なものは
- ドライバー(+、ー)
- 脚立(イスや台でOK)
- ライト(スマホでOK)
ドライバーは電動のインパクトドライバーをお勧めします。
レールのネジ止めは影になるところなので、ライト付きのインパクトドライバーだと尚いいですが、私はスマホのライトでやりました。
作業内容は以下の通りです。
1、部品からドア板を外す
2、天井のレールを外す
3、レールから部品を取って修理
4、部品を戻してレールをビス止め
5、ドアを部品にはめ込んで戻す
1.部品からドア板を外す
ドア板の上部の両端に部品があります。
①ドライバー(-)で、カバーを外します
隙間にドライバーを差して軽く下に動かしたら簡単に取れました。

②ドライバー(-)で、部品を外します
写真のように下の隙間にドライバーを差して、テコの動作で外れました。


③反対側も同様に①②を行うとドア板が外れます
④ドア板はすぐ斜めに抜かずに横(ドアを閉める方向)にずらしながら抜きます
↓↓(床に金属のガイドがあり、斜めに抜くと板が破損します)


2.天井のレールを外す
①ドライバー(+)で天井のレールのネジを外します

大体、6~10個ぐらいネジがあると思います。
うちはソフトクローズのトリガーのネジも合わせると、10本ぐらいありました。
ネジを外した際は、落としてなくさないように注意してください
因みに、私が使っているインパクトドライバーは、ホームセンターブランドの安いやつです。
楽天でも安いインパクトドライバーがあったのでリンク貼っておきます。
インパクトドライバーは色々なDIYで使うのでおススメです
ネジを全部外すと、レールごと外れます。

3.レールから部品を取って修理
レールを外すと両端から、ローラーでぶら下がっている部品が外せます。

仕組みのところで説明した、スプリングとエアダンパーが正しい位置にあるかを確認してください。
正しい位置の判断は、反対側の部品を確認するといいと思います。
我が家の場合はエアダンパーの先端が外れていました。

簡単にドライバーで、クイッと上げてパチッとセットしました。


他にもスプリングの異常やレールのトリガーとの接触不良などあると思いますので
反対側の部品を参考に観察してみてください。
【注意】
子供とかが強くドアを閉めたりすると写真のプラスチック部品がポキッと折れることがあります。(後にうちはこうなりました。。)

そうなった場合、なかなか接着剤でくっつけられる部分じゃないので、部品セットを購入しないといけないです。
↓リンク貼っておきます。
部品の破損が無かったら、あとは元に戻します。
4.部品を戻してレールをビス止め
向きを間違えないように
2つの部品をスーッとレールに戻した状態で、天井にセットしてビス止めします。(約10本)
レールの内側は影になるのでスマホなどのライトで照らすといいと思います。
5.ドアを部品にはめ込んで戻す
素手で、はめ込めばカチッとはまります。
カバーもパチッとつけたら完成です。お疲れ様でした。
参考にソフトクローズの仕組みを簡単に説明します。
ソフトクローズの仕組み(一例)
※メーカー名の記載がなかったのであくまで一例になります。

天井のレールにローラーでぶら下がっているタイプです。
仕組みを簡単に説明するとスプリングの縮まる力をエアダンパーで緩めています。
完全に閉まる5cmくらい前にトリガーがあり、そこを通過すると
伸びていたスプリングのストッパーが外れて縮まろうとします。
スプリングの縮まる力で勝手に閉まろうとするのを
エアダンパーでブレーキをかけてゆっくり閉まるという仕組みです。

ちょっと文章じゃ伝わりにくいですね。。。
まとめ
ソフトクローズは家庭をはじめいろいろな場所で増えていますね
なぜならメリットが非常に多いです
- 指を挟みにくい
- 音が静か
- きちんと閉める手間が不要
デメリットは開けるときに最初は少し重い点と、今回のように故障する事がある点ですね。
それでもメリットの方が勝るので、皆様のご家庭のドアもソフトクローズにしてはいかがでしょうか。
以上、ソフトクローズ 引き戸の修理という事でDIYといえるか分かりませんが、参考になれば幸いです。
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