2022.5月に、寄付型クラウドファンディングで約70万円のご支援を頂きました。関係者の方々には心より感謝申し上げます。
以下のような推移で達成しました。大きな額ではありませんが、一般個人の達成として参考になれば幸いです。

この記事は、寄付 及び その他資金調達が必要な方々に少しでも役立てて頂ければ、という趣旨で、
私が経験して必要だと感じた事をお伝え致します。
クラウドファンディング 必須条件① サイト選び
クラウドファンディングサイトはいくつも存在しており、それぞれ特徴があります。

クラウドファンディングのユーザーは新しい・便利・画期的・かっこいい商品を求めて参加する方も多いです。
寄付型のクラウドファンディングはそういうものとは全く別のものなので、寄付型に特化したものを選んだ方が達成しやすいと思います。
寄付型クラウドファンディングを寄付型クラウドファンディングサイトで実施すると同様の案件に埋もれてしまうという見方もありますが
いいものを手に入れようとしている人が、寄付プロジェクトに共感して「助けたい」と寄付してくれる可能性は結構低いからです。
私はユーザー数と達成率を考慮してREADY FOR を選びました。
クラウドファンディング 必須条件② 期間
クラウドファンディングの実施期間は2ヶ月前後が最適と思います。
1ヶ月の場合:1ヶ月間だと支援を集める期間が短く、知ってもらえる人数が減って達成は難しかったと思います。
3ヶ月以上の場合:2ヶ月の実施より、知ってもらえる人が多くなることが予想されますが、その分熱が冷めて離れていく人(プロジェクトの最後まで参加してくれない人)が増えていく可能性があります。

上のグラフでは、緑の折れ線グラフが今回の私の結果ですが、1ヶ月だと難しい点と長すぎで中だるみが起きてない点が分かると思います。
そして、クラウドファンディングの伸びるタイミングは最初と最後です
最後の追い込みで支援してくれる方々は一度支援してくれた方々です。
一度、参加(支援)してくれた方に、最後まで参加してもらうことを考えると、2ヶ月程度がちょうど良いという答えになります。
クラウドファンディング 必須条件③ 金額コース
プロジェクト立ち上げの時に意外と大事なのが、金額コースの設定です。
(支援者が支援金額を自由に設定できる場合は、次に進んで下さい)
私は、当初の目標55万として、以下のように設定しました。
低価格帯:1,000円、5,000円
中価格帯:1万円、3万円
高価格帯:5万円、10万円設定
結果として内訳は、、、
1,000円 約65人(約65,000円)
5,000円 約30人(約15万円)
1万円 約20人(約20万円)
3万円 2人(6万円)
5万円 1人(5万円)
10万円 1人(10万円) 支援者 約120人
実行前のリサーチでは、この設定が集まる金額に直結します。
案件の内容や集める金額によっても多少変わってきますが、ベースの考えは同じです。
大切なのは以下の2点です。
①低価格帯の金額と数
低価格帯は低すぎず・数は少なめに
私が始める前に同様の案件を調査した際に以下のようなパターンがありました。
500円 88人(44,000円)
1,000円 30人(3万円)
3,000円 19人(57,000円)
1万円 10人(10万円)
5万円 2人(10万円)
⇒合計金額 33.1万円 支援者 149人
149人の方から支援をもらえたのに、金額は33万円となりました。
「500円コースは人数集めで、プロジェクトの熱量を伝えるため」という意見もありますが、
結局募集金額が達成しなければ何の意味もありません。
金額をより多く募集するために考えられる事として
多数の支援者の心理は”支援する事”であって、”多く支援する事”とは違うという事です。
もちろん、そうでない場合もあると思いますが、多くの支援者は”支援者する事”に意味を感じています。
上の例でいうと【500円】という設定金額が、気軽に支援できる反面、【500円】で”支援する事”を満たします。
プロジェクト内容などにもよりますが、個人で数十万~百万程度募る場合
最少額は1,000円以上にしましょう。
大きな額の設定

クラウドファンディングにおいて、良いもの・共感できものには大金を出してもいいという、お金にとても余裕がある人が一定数います。
そしてその人たちの中には、”高額のコースに支援した”という事が重要と考える人もいます。
例えば、10万円の支援をしようとする場合、1万円に10回(または個数を10にして)支援するのではなく、10万円に支援したいという願望です。
その高額支援してくれる一部の人たちを取り込むためには、高額コースの設定は必須です。
プロジェクト内容などにもよりますが、個人で数十万~百万程度募る場合
最大額は10万円以上にしましょう。
クラウドファンディング 必須条件④ 知人票
クラウドファンディングでは信頼性とスタートダッシュが大事です。
見ず知らずの人にお金を払うのですから、情報が少なかったり、信頼性が低いと支援につながりません。
支援者の数はプロジェクトの信頼性や支援のしやすさに深く関わります。
お客さんがゼロの定食屋より、2~3割や少しでもお客さんが入っている定食屋の方入りやすいと思います。
クラウドファンディングにおいても、他の人が「支援するに値する」と感じた事が数字でわかるため、支援者の数は大切です。
そこで最初のスタートで必要なのが、友人や同僚などの含めた知人です。
友人や同僚などへの声かけは、お金を要求するようで気が引けるかも知れません。
私も最初はそうでした。
ですが、いざやっていくと支援してくれる人はしてくれるし、しない人はしないという、ただそれだけです。
伝え方としては「みんな!少しでも支援して!」ではなく、「こんなのやってるから共感したら応援してね」という感じだと、イヤな印象は与えにくいと思います。
私の場合は友人に対しては、個別にではなくもともとやっていたプライベートのインスタグラムのアカウントでクラウドファンディングの告知をしました。
直接の声かけではない分、交友関係を気にする事はありませんでした。
やはり共感する人のみ行動してくれました。
クラウドファンディング 必須条件⑤ SNS活用
クラウドファンディングでは、達成するためには拡散が必須です。
クラウドファンディングサイトとしてもPRは、やっていたり プランによって手厚くサポートしてくれるのもありますが、基本的には自分のプロジェクトは自分で宣伝しないと支援は増えません。
そこで必要なのがSNSです。イベントやビラ配りなどより遥かにコスパが良いです。
私はTwitterとインスタグラムで専用のアカウントを作り、拡散をしていきました。
プロジェクト達成時にはTwitterフォロワー約2,700人、インスタグラムフォロワー約700人でした。
色んな人に届いてもらうのが目的なので、以下のような事を心がけました。
- 様々な切り口での投稿
- 画像や動画を多めに
- ハッシュタグは必ずつける”拡散希望”など
- お礼の投稿
SNS発信は、やってみると結構しんどいです。。。ですが、ここでの頑張りがクラファンの伸びに直結します。
やっていくとコメントで応援してくれる方がいたり徐々にフォロワーさんが増えていくと思うので、それをモチベーションに踏ん張りどころです。
投稿目安はあくまでだいたいですが
- Twitter:1日 1、2ツイート
- インスタグラム:2日間で1、2投稿
たまに間があいても大丈夫です。こちらも皆さんも人間ですから。
Twitter :1日1~2ツイート
インスタグラム:2日間で1~2投稿
Twitterとインスタグラムの比較をすると、拡散力はやはりTwitterの方が高いと感じました。
クラウドファンディング 必須条件⑥ 直接支援
クラウドファンディングの支援を最大まで伸ばす方法として、直接支援(PayPay、ゆうちょなど)は必要になってきます。
クラウドファンディングサイトの規則やルールがあると思いますが、私の利用していたREADY FORでは利用可能でしたので活用しました。
私のプロジェクトでは約70万のうち、11%の約8万円がこの直接支援となりました。
基本的にはその名の通り”直接支援”なので、クラファンサイトの手数料がかかりません。
私は頂いた直接支援も一定期間でまとめて都度、代理支援として自分でクラウドファンディングサイトに加算していました。(○○様ご支援分として)
【メリット】:支援が増える。場合によっては手数料を削減できる。自由な金額で支援可能。
【デメリット】:PayPay・ゆうちょなど導入・公開。こちらの管理が少々手間。
何としても達成第一だったので、使える手は使おうという事で活用しました。
まとめ
特に寄付型のクラウドファンディングは、皆さん善意でご支援してくれます。
実行者の希望としては、支援者の負担ができるだけ少ない極少額を、多くの人に支援をもらうのが好ましいですが
実際は、同じ方が数回支援してくれたり、高額を支援してくれる方がいたりと、ありがたい気持ちと共に申し訳ない気持ちもありました。
また、SNSでの拡散は色んな人と繋がれます。
中にはクラファンアンチの人もいるのでそこは覚悟が必要です。
いろいろな部分はありますが、現代はクラウドファンディングというシステムで個人が資金を集めることができて、非常に便利だと思います。
正しく活用して、寄付型に限らずいろいろなプロジェクトに挑戦してみましょう。
最適なリターンについては別記事で投稿します。
コメント